アヒコ「アヒオ君、なにをそんなにしょんぼりしているの?春にはじまるバラエティ番組でもチェックしてるの?」
アヒオ「違うよ。4月からスタートする2012年度NHK語学番組の中国語講座の生徒役がココリコの田中直樹と、阿部力っていう俳優さんなんだ」
アヒコ「ふうん。語学番組なのにタレントさんがでているんだ。でも、そんなにがっかりするようなことなの?」
アヒオ「そりゃがっかりもするよ。アヒコちゃんは知らないかもしれないけれど、一時期の語学番組の出演者はすごかったんだよ。
2001年のフランス語講座の井川遥を皮切りに、同じくフランス語講座で仲根かすみ、イタリア語講座の吉岡美穂、中国語講座の北川えり、イタリア語講座の土屋アンナなど毎年、各語学講座に当時旬の女性タレントが続々登場して、NHKの語学番組が「アイドルの登竜門」と呼ばれた時代もあったんだよ」
アヒコ「確かにすごいメンツね。なんか、この人達が出てくるなら、語学に興味がなくても見る人がたくさんいそうなレベルだもんね」
アヒオ「そうなんだ。彼女たちが一生懸命学んでいる姿を見て、僕も癒されたもんだよ」
アヒコ「タレントさんもお仕事だけじゃなくて、語学の勉強もしないといけないから大変ね。みんな偉いわよね」
アヒオ「ただ、イタリア語講座に出ていた土屋アンナはひどかったけどね。
あきらかに真面目に勉強していないのがまるわかりで、いつまでたっても上達しないし、番組中もふてくされた態度で感じ悪かったし、受け答えも失礼で、しょっちゅうジローラモさんを困らせていて、ちょっとNHKの語学番組としてはありえない、いやな空気を醸し出していたんだ。
だから正直、僕は彼女に対してあまりいい印象をもっていなかったんだけれど、まさかあの子があの後、映画「下妻物語」に出演してブレイクするとはね」
アヒコ「っていうか、アヒオ君、イタリア語なんて全然できないじゃないの。本当にタレントだけ目当てに見てたってこと!?」
アヒオ「人聞きが悪いこというなよ。それだけが目当てってわけではもちろんなかったさ。ただ、番組を見るモチベーションに大きく影響したのは事実だけどね。今思えば、黄金時代の頃の語学番組は興味のあるなしにかかわらず一通り見ていたもんなあ。
逆に、男性が生徒役の時の語学講座を一年通して見たことなんて一度もないな。そういえば。
それでわかったんだけれど、やっぱり番組を見ているだけでは語学は上達しないね。あんなに熱心に見ていたロシア語やフランス語が、今、まったく頭に入っていないもん」
アヒコ「・・・」
アヒオ「それがここ数年、どうやら語学番組の予算が削減されたみたいで、出演者の顔ぶれが文化人やお笑い芸人、旬の過ぎた俳優さんやアーティストなど露骨に地味になっちゃって、語学番組ファンとしては残念だよ。ちなみに、去年の中国語講座の生徒役は藤原紀香」
アヒコ「・・・。やっぱりお金は大事よね」
アヒオ「でも、あきらめるのはまだ早い。来期の中国語講座には前回に引き続いて中国人タレントの段文凝が出演するんだ。この子はいいよ」
アヒコ「私はタレントさんは別にどうでもいいんだけれど、中国語には前からちょっと興味があったから、NHKの講座が4月からスタートするんだったら、これを機会に少し勉強してみようかなと思っているんだけれど」
アヒオ「おっ!?いいねえ。ちょうど4月から新学期で新たに中国語を勉強しようと考えている学生さんや社会人の人も多いだろうから、次回のテーマは「中国語」でいこうか」
アヒコ「ようやく本題に入れたわね」
アヒオ「うん。本当は今日は中国語について書くつもりだったんだけれど、話しのまくらでNHK語学講座にうっかりふれたものだから、ちょっと止まらなくなっちゃったよ」
アヒコ「ブログの名前が「わりとチャイナなブログ」なのに、最近ちっともチャイナじゃないから、そろそろ中国関係の話題も欲しいもんね」
アヒオ「そうなんだよ。このままじゃあ「あんまりチャイナじゃないブログ」になってしまうからね。というわけで、次回は「はじめての中国語」でいきます」
<キャスト>
アヒオ・・・アヒル系男子。好きなチームはセレッソ大阪。
アヒコ・・・アヒル系女子。好きなスイーツは牛乳プリン。
※このアヒル同士の会話はフィクションであり、登場するアヒルなどの名称は全て架空のアヒルのものです。
※このアヒル同士の会話はフィクションであり、登場するアヒルなどの名称は全て架空のアヒルのものです。