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2012/06/02

存在の謎に挑む哲学者井上円了

東京、丸の内の丸善でやっている「存在の謎に挑む哲学者井上円了」という展示を見に行ってきました。

「妖怪博士」とよばれる井上円了は、京極夏彦のファンならおなじみかもしれませんが、一般的な知名度で言えば、高校で日本史を専攻している人には明治の哲学者、あるいは東洋大学の設立者として名前を知られている程度かもしれません。

でも、そのぐらいの知識でも、日本の文化や美術なんかが好きならそれで充分楽しめると思います。妖怪好きなら、なおのこと。中国の山海経や捜神記の原本や、百鬼夜行図、その他妖怪の絵なんかがありますし、かわったところでは井上円了が考えた哲学飛将棋(てつがくとびしょうぎ)なんていう独自のボードゲームもありました。

他にも、東洋大学所蔵の絵巻物や書籍などもありました。明治期の浮世絵は、なかなか良かったです。

入場は無料で、その上になんと、記念品までもらえてしまいました。その記念品がまた豪華でびっくりです。

なんと記念品にNHKの「歴史秘話ヒストリア」の井上円了の回のDVDが。しかも中には詳細な冊子も。
これで井上円了についての基礎知識は得られそうです。

しおりです。展示もしてある百鬼夜行図や各種絵巻物の絵です。

浮世絵のクリアファイルと、絵葉書。紙のブックカバーもついてました。

展示は6月5日(火)まで(最終日は16時まで)ですので、あと数日しかありませんが、すごくいい展示ですので、興味がある人はぜひぜひ。

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