ご存知、解説者の松木安太郎氏。実家はうなぎ屋だそうです。
今週の土日未明はいよいよベスト8ですね。
今日はベスト16の試合を振り返ってみようと思います。
8試合中、延長戦が5試合、そのうち2試合がPK戦という激戦の連続。
しかし、終わってみれば、全試合、グループリーグ1位のチームが勝利というある意味、実力通りの結果となりました。
過去の大会ですと、それこそ組み合わせにめぐまれて、実力不相応なのにベスト8ぐらいまでいくチームが1つ2つあったりしたのですが、今回はそういう国はなく(コスタリカだってグループリーグでイタリア、ウルグアイを破ったのですから文句無いでしょう)、ベスト16の壁がいかに厚いのか、改めて思い知らされたような気がしました。
では個々の試合の感想など
ブラジル(A組1位) 1(PK勝)-1 チリ(B組2位)
実は録画したまま、まだ見ていないのですが、ヘタしたらここでブラジルが敗退していたかもしれない、すごい試合だったみたいですね。チリがどれぐらいすごい試合をしていたのかは、帰国後のチリ代表を国民が迎えるこの動画を見るだけでうかがえます。
今回のブラジルは開催国のため、南米予選を経験していませんので、同じ南米の強い相手との真剣勝負の経験値という意味では不足しているので、次のコロンビアあたりも簡単ではないかもしれません。
コロンビア(C組1位) 2−0 ウルグアイ(D組2位)
結果は予想通りで言うことはないのですが、次の相手のブラジルが延長戦まで戦ったのに対し、コロンビアは90分で決着をつけているので余力を持って臨めるのは大きなアドバンテージですね。
オランダ(B組1位) 2−1 メキシコ(A組2位)
期待通りの熱戦でした。結局試合中のPKで試合が決まったので後味は少し悪かったのですが、あのロッベンのPKは取られても仕方ないかという感じでした。いい年したカイトの相変わらずの運動量には驚かされました。
その他で言うと、スナイデルのミドルシュートのスピードはすさまじかったです。今大会、ちゃんと得点していたファン・ペルシー、ロッベンに加えてスナイデルまで復活の兆しが見えましたので、次のオランダの試合を見るのがさらに楽しみです。
コスタリカ(D組1位) 1(PK勝)-1 ギリシャ(C組2位)
延長戦だけ見ていたのですが、ギリシャも最後まで諦めずに戦っていて、面白いゲームでした。
ギリシャにはさすがコートジボアールを抑えて予選突破しただけのものはあるな、と思わせられました。
もうずいぶん昔の話になってしまいますが、かつての欧州選手権優勝の片鱗を見せてもらった気分です。
コスタリカはいったいどこまでいくのでしょう。文句なしに今大会のダークホースです。
フランス(E組1位) 2−0 ナイジェリア(F組2位)
この試合は見ていないのですが、予想通りの結果でした。スルーして正解。次のドイツ戦で真価を見極めようと思います。
ドイツ(G組1位) 2−1 アルジェリア(H組2位)
どうせドイツの圧勝だろうなあと思って7:00ごろテレビをつけたら、なんと後半終了間際なのに0-0、そしてそのまま延長戦に突入してしまい、結局ドイツが勝ちましたが、アルジェリアも試合終了間際に1点返して意地を見せてくれました。
最初から見ていても良かったぐらいの好ゲームでした。
アルジェリアは、前情報がないに等しかったのでスルーしていたのですが、ドイツ相手にここまでやれるほどのチームだとは思いませんでした。
アフリカ勢は情報が少ないのと、その時、その時でチーム状態にムラがありすぎるので、過大評価も過小評価もしがちで、なかなかその力を見極めるのが難しいです。
アルゼンチン(F組1位) 1−0 スイス(E組2位)
試合は見ていないので、結果だけ見れば順当なのですが、アルゼンチンも苦しんだ末の勝利みたいですね。なんだかんだでメッシが得点に絡んだみたいですし、この「メッシ頼みのクソサッカー」が強豪相手にどこまで通用するのか、ここからが楽しみです。
ベルギー(H組1位) 2−1 アメリカ(G組2位)
今回イチオシだったアメリカの試合。
たぶんベルギー人以外のほとんどの人が思わずアメリカに肩入れしてしまったのではないでしょうか。
地上波の放送はテレ朝で、松木さんが解説をしていたのですが、日本戦でもないのにアメリカを一方的に応援する解説をしていた松木さんの気持ちもよくわかります(まあ、解説者としての立場上、それってどうなの?というのはありますが、松木さんだからいいんです)。
アメリカは今大会最も評価を上げた国の一つではないかと思います。
実際に見ると、ベルギーは過大評価ではなく、やっぱり強かったです。組織としての完成度が高くないのを補って余りあるタレントがそろっていますので、ほとんどベルギーが一方的に押し込んでいました。あのアメリカ相手にここまで圧倒できるとは意外でした。
それでもアメリカのゴールキーパーのハワードがスーパーセーブ連発でどうにかしのいで延長戦までもちこんだのですから、アメリカはよくやったと思います。
延長戦、2-0でアメリカがリードされている状態から、1点返して、さらにもう1点取ろうと攻めている間中、場内はUSAコールが止みませんでした。
結果は残念ですが、ベスト16の試合でここまで感動させてくれるとは、と驚くほどの名勝負でした。次の大会のアメリカは更に強くなっていそうで、今後が楽しみです。
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