御茶ノ水駅から徒歩5分程度の「サッカー通り」というさびれた通りぞいにあります。
トロフィーの展示が今月いっぱいとのことでしたので、日曜日はすごい混雑だろうと覚悟していたのですが、意外にもミュージアムへ至るサッカー通りは人通りがまばらで、ミュージアムの中も驚くほど空いていて鑑賞しほうだい、写真取りたい放題でした。
入り口を入ってすぐに今は亡き横浜フリューゲルスのマスコット(とび丸君)がお出迎え。
懐かしい。
チケットは日本が参加した歴代ワールドカップチケットのレプリカです。
これはフランス大会の日本対アルゼンチン戦のチケットレプリカ
ミュージアムの名称通り、2002年の日韓ワールドカップを記念してつくられたために展示物の大部分は2002年のもので、バーチャルスタジアムと称した巨大なスクリーンによる特別映像も全て2002年ワールドカップをふりかえる内容でしたので、鑑賞しているとここだけ時間の流れが止まっているかのような錯覚すらしました(これが不人気の一因かと)。
2002年メンバーのサイン。トルシエのサインが光ります。
今も語り継がれる宮本恒靖選手のフェイスガード。あれを初めて見た時の衝撃と言ったら
2002年ワールドカップといえば、これでしょう。
小泉首相が壮行試合でキックオフの時に履いていたあのシューズ!
小泉純一郎ファンなら感涙モノです。
などなどファンにとってすらどうでもいい一品が目白押しで目が離せません。
もちろん、去年ワールドカップで優勝したなでしこジャパン関係の展示物や、映像コーナーもありました。そして、それらと比べればささやかではあるものの、2010年のワールドカップ南アフリカ大会の展示品も。
しかし、2006年のドイツ大会関係の展示物はまるでその年にはなにもなかったかのようになにもありませんでした。
ドイツ大会はなかったことにしたいという日本サッカー協会の強い意志を感じた、といったら穿ち過ぎでしょうか?
左から2011FIFA年間最優秀賞の女子選手賞(澤穂希選手)、フェアプレー賞、女子監督賞(佐々木則夫なでしこジャパン監督)です。
トロフィーは思ったより小さかったです。
それ以外にも狭い回廊の左右の壁におっさんの顔面がずらりと並んで異様な雰囲気をかもしだしている日本サッカー協会殿堂や、なでしこジャパンの国民栄誉賞に総理大臣杯からユーキャン新語・流行語大賞まで無節操にならぶトロフィー陳列コーナーなど見どころたっぷりで非常に充実していました。
ぼくらのキャプテン川淵三郎
2011年 ユーキャン新語・流行語大賞「なでしこジャパン」
展示品の大部分が時代が2002年から時間が止まっているような感じなのが多少難ですが、それを差し引いても、サッカーの日本代表を長年応援している人なら絶対楽しめるオススメスポットでした。