Eテレでコロンビア白熱教室という番組をやっていたのをご存知でしょうか。
内容は「選択」をテーマにしたコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の講義の中継で、現在本放送はすでに終了して、週末に再放送しています。
私はこの番組が好きで全部見たのですが、今回はその第一回をダイジェストで紹介しようと思います。この第一回が全五回の講義の中心となる内容を凝縮していると思います。
(以下講義内容より)
◆「選択」こそ力なり
偶然や運命に身をゆだねるほうが楽かもしれない。
それでも自ら選択することが人間を人間たらしめている。
人は自分の人生を「運命」、「偶然」、「選択」、3つの観点から語ることができる。
どのように語ったとしても、あなたの人柄や職業に何がどう影響したかというある種の真実がみえてくる。
しかし、自分の人生を「選択」という観点で語ると
1,全ての言動に意味を持つことになる。
2,力が湧いてくる。
3,可能なことに焦点をあわせることができる。
4,限界をこえて自分にできることに集中できる。
あなたが何を選ぶかによって究極的にはあなたの人柄やたどり着く場所は変わる。
どんな運命や偶然が待ち構えていようとも、私たちの評価は何を選択するかで決まる。
成功者達は私達とどこが違うのか。
彼らは他の人には見えない「選択」を見出す能力があった。
失望のどん底にいても可能性を見出し機会をつくりだすことができる、それが選択の力。
◆ストレスにどう対処するか
私たちはみな生まれつき「選択」の欲求をもっている。
ストレスに対処するもっとも効果的な方法は
なにがストレスになっているのか、コントロールを失ったと感じさせる根本的な原因は何なのか
1,その詳細を特定し、
2,それに対してまだ何ができるかを考え
3,リストをつくること
「まだ可能なことは何か」、それを考えながら書きだす作業をするだけで気分はずっと良くなるはず。
リストができたら
4,その中から一つを選んで実行する
どれを選ぶかは重要ではない。大切なのは、ストレスを減らしてコントロールをとりもどすために行動をおこしていると自覚する。
仕事上コントロールする権限が少ない人ほど病気になりやすい傾向にある。
それは必ずしも肩書きと関連づけられるわけではない。
仕事における権限の少ない人でも、考え方を上手くコントロールできれば健康でいられる。
心をうまくコントロールできるかどうかと、人生における選択のとらえかたで幸福度や健康にまで差ができる。
人生があなたから決して奪わないものは「選択の物語」。私達の誰もが逆境を経験する。困難に直面した時、「今の自分にまだ何ができるのか」選択を考える。
「選択は今日の自分を明日なりたい自分へと変える唯一の手段であり、それこそが選択の力」
(以上)
「ストレスにどう対処するか」に関してですが、ストレスをまず自覚してリスト化するという方法は、たまたま最近読んだ以下の記事とよく似ていたのでこちらも紹介しておきます。
自己嫌悪やイライラさよなら!ほめ手帳&振り返りノート
シーナ教授の言う「選択」の観点から物事を考えるように心がけていると、たとえ困難がつづいたり運悪く災難に遭遇しても、前向きに対処できそうだと思いました。
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