2012/05/08

映画「バトルシップ」


今、世間でどんな映画が流行っているのか知りませんが、自分の周囲では「テルマエ・ロマエ」でもなければ「宇宙兄弟」でもなくて、もちろん「名探偵コナン」でもないわけで、圧倒的に「バトルシップ」が一番人気でしたので、観て来ました。



前半はトランスフォーマーを作ったスタッフらしい、すごいだけでしょうもないCGのロボットがぐにゃぐにゃ動いていたり、頭痛がするようなアメリカンマッチョドラマが展開されたりと、つまらなすぎるにもほどがあったので、寝てしまいました。ここらへん、まんまトランスフォーマーですね。

しかし、後半、自分的に燃える展開に突入して鳥肌がたって、胸熱でしたので、トータル満足でした。バカ映画のつもりで観にいったのですが、実はこれ、敬老映画ですね。テレビで放送する時は敬老の日に流すといいよ。

「お年寄りを大事にしましょう」なんていう空疎なスローガンや道徳教育より、「老人すげー!かっこいい!やっぱり大事にしなきゃ!」と自然とリスペクトさせるようにもっていくべきでしょう。そういう意味で、あのやり過ぎ感あふれる一連のシークエンスは素晴らしかったです。もうね。間とか表情とかが完璧で。

他で気づいたところは、序盤のサッカーの試合、アメリカ人がサッカーを撮ると、サッカーのエッセンスが皆無で違うスポーツになってしまうっていうのが興味深かったです。

中国人の撮ったレッドクリフのサッカーシーンは設定がむちゃくちゃなのに、ちゃんとサッカーしていたのと対照的でした。

とにかく大雑把で馬鹿馬鹿しい映画ですが、そういうのが嫌いでなければ、期待を裏切らないいい映画だと思いました。

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