

「セレッソの番長」こと、シンプリシオのゴール で勝利
アヒオ「よーし、セレッソ、4位浮上!
苦しい試合をよく勝ちきった!
というわけで、最近、ちょっと忙しくて、更新が遅くなっちゃったけど、Jリーグ第32節のレビューだ。
他も含めた、試合の結果はこんな感じ。
」
ガチョオ「なんやこれ、マリノスが勝った以外、浦和も広島も鹿島も全部負けとるがな。
こんなことってあるねんなあ」
アヒオ「マリノスの相手は降格の決まったジュビロだからね・・・。
もともと、残りの対戦相手でマリノスが圧倒的有利だから、そこらへんは想定内。
むしろ、2〜4位が全部負けてくれるなんて予想外の僥倖だったよ。
これで、優勝はともかく、順位的にもっと上を狙えるようになったからね。
それじゃあ、セレッソ対広島戦を振り返ってみよう。
久しぶりにDFの藤本がケガから復帰して先発復帰。
ところが、彼は前半にまた負傷して退場。茂庭と交代するんだ。
試合にいきなり暗雲がたちこめたんだけど、結果的に茂庭が入ったことで、守備が安定したから怪我の功名だったかもしれないね。
そして、前半0-0で折り返して、後半52分、柿谷のパスからシンプリシオのゴールで先制。
柿谷がシュートと見せかけて、パス
ボールは相手DFの間を抜けていって・・・
綺麗にシンプリシオに届いて、シンプリシオがここをしっかり決めました。
頼りになる男。シンプリシオ
この1点を守り切ったセレッソは、これが決勝点となり、広島に見事勝利、マリノス以外の上位チームが全て敗れたために、4位浮上。
優勝の可能性はかろうじて残り、3位以内のACL出場権獲得の可能性が大幅にアップしたんだ。
順位表は、こうなっているよ。
」
アヒコ「あと2試合しかないのに、マリノスは2位と勝ち点差が4もあるってことは、次勝てば優勝ね」
アヒオ「そう。そして、セレッソが逆転優勝するには、横浜マリノスの2連敗と、セレッソの2連勝が最低条件で、その上で得失点差で上回らないといけないんだ」
ガチョオ「それはちょっと、条件が厳しすぎるやろなあ。
残り試合の対戦相手考えても、次で決まるかどうかはともかく、マリノスの優勝でほぼ決まりやろうなあ。
でも、勝ち点54で6位の川崎フロンターレも含めた2〜6位は、まったくわからんから、これはおもろいな」
アヒオ「ガチョオ君、最後まで希望を捨てたらダメだよ。
というわけで、次節の予定だ。
なんといっても注目は、4位、5位の直接対決のセレッソ大阪対鹿島アントラーズ。
先日の日本代表で大活躍した柿谷と大迫の二人がこのタイミングでぶつかるなんて、信じられないぐらい絶妙な日程だ。
セレッソは、この試合が今年のホーム最終戦になるから、クルピ監督が今期で終わるのも含めて、その後のセレモニーのことも考えると、セレッソは絶対勝たないとね。
そして、もう一つ注目の一戦は、言うまでもなく、優勝がかかった横浜Fマリノス対アルビレックス新潟。
ここでマリノスが引き分けても、セレッソの優勝の可能性が消滅するから、新潟には絶対に勝ってもらうように期待するしかないね」
ガチョオ「セレッソの試合はでかい方の長居スタジアムやろ?
柿谷と大迫っていう、今日本サッカーで一番おいしい二人が両方見られるんやから、観客動員が楽しみやな。
これは40,000人超えいくかもな。
それに、マリノスと新潟。
なにげに、アルビレックス新潟って、後期はむちゃくちゃ強いからな。
このまますんなり優勝されてもおもんないから、新潟には頑張って欲しいところやな」
アヒオ「本当にそうだね。
さあ、Jリーグもあと2試合!
最後までしっかり楽しませてもらおう!
それじゃあ今日はこのぐらいで」
アヒオ「みんな!こんにちは!
「はじめての『金瓶梅』」、まだまだ続くよ!
今日は、西門家の番頭、使用人の人物表だ」
アヒオ「大きなお世話だよ、アヒコちゃん!」
それにしても人の数がすごいわね。これ、全部西門慶が雇っている人なの?」
アヒオ「そうなんだ。西門慶は、もともと『水滸伝』では金持ちの薬屋の旦那っていう設定だったんだけど、この『金瓶梅』では、彼は女性関係のみならず、ビジネスにも熱心で、物語の中で事業をどんどん拡大していって、糸屋や呉服屋までやっているから、その分、登場人物も膨大になっているんだ。
そして、西門慶は当然のように、使用人の女房たちにも手をつけて、一騒動起こったりするわけだね」
でも、使用人だけで、こんなにたくさんいたら、覚えきれないわね。ポイントになる人だけ教えてもらえないかしら?」
アヒオ「実はこの中で、重要な人ってあんまりいなくて、たいてい単発での登場だったりするんだけど、しいてあげると、韓道国、王六児、玳安、鄭来旺、宋恵蓮かな。
韓道国、王六児夫婦の悪どさ、エネルギッシュさは、西門慶にひけをとらなくて、二人は西門慶の死後もうまく立ちまわって生き延びるんだ。
玳安は西門慶の死後、正妻の呉月娘に目をかけられて、彼女の侍女、小玉と結婚し、養子にしてもらい、西門家の跡継ぎとなる。
鄭来旺の妻、宋恵蓮は、纏足自慢の潘金蓮よりもさらに小さい纏足の持ち主で、自分でもそれを鼻にかけて(纏足の文化では、足が小さい方が美しいとされた)、金蓮と張り合おうとするというおいしいキャラだ。
まあ、結局、金蓮にこっぴどくやられちゃうんだけどね・・・」
アヒオ「肉体労働の多い下女たちはしていないだろうけれど、この時代(北宋)の身分の高い女の人は、たいてい「纏足」していたっていうのは、基礎知識として『金瓶梅』では覚えておいたほうがいいだろうね。
この使用人達っていうのは、名前が似ている人も多くて、読んでいてよく混乱するので、この表を参考にしてもらえるとうれしいな。
それじゃあ、今日はこのへんで」
金瓶梅〈上〉 (徳間文庫)
笑笑生 土屋 英明
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