2013/11/12

はじめての「金瓶梅」 7 「金瓶梅」の人物関係図 夫人、女中編

金瓶梅人物表


アヒオ「みんな!こんにちは!

みんな大好き、「はじめての『金瓶梅』」の時間だよ!」


アヒコ「あら、このシリーズ、久しぶりね。もう終わったのかと思ったら、まだ続くのね」


アヒオ「もちろんだよ!

読者を置いてけぼりにすれば、ネタはまだまだあるからね!


で、今日は、金瓶梅をより理解しやすくするために、わかりやすい登場人物の関係図を作ってみたんだ。

といっても、作中の登場人物を全て網羅しちゃうと、膨大な数になって、かえってわかりにくくなっちゃうから、ポイントをしぼってできるだけ作品の雰囲気をつかみやすくなるように工夫して作った、ボクのオリジナルだ。


今回はまず、物語の根幹をなしている、主人公の西門慶とその妻たち、及び各妻についている女中の関係図だよ(上図参照)。


もちろん、これだけじゃあまだまだ不十分だけど、最低限、これらがわかれば、物語の大きな流れにはだいたいついていけると思うよ」


アヒコ「これ、アヒオくんが、自分で作ったの!? またずいぶんがんばったのね」

 

アヒオ「うん。金瓶梅って、ほとんど西門慶の家の周りの狭い範囲で物語が展開していくわりに、登場人物が多いから、整理しておかないとわけがわからなくなっちゃうからね」


アヒコ「各婦人ごとに別々の女中がついているのが、ややこしいわね。

それにしても、西門慶って、すごいわね・・・。第六夫人までいるなんて」


アヒオ「なにしろ精力絶倫のバケモノだからね。その上、彼は、側室だけでは飽きたらず、名前の上に○印のある女中にまで、手をつけているんだ。


もともと第四夫人の孫雪娥は、前妻の女中だったしね」


アヒコ「・・・。本当に身の回りの女は手当たり次第なのね。


でも、よくみると、正妻の呉月娘つきの女中さんには、手をつけていないわね。

さすがの西門慶も、正妻にはちょっと遠慮しているのかしら」


アヒオ「確かにそうかもね。普段、傍若無人な西門慶も、呉月娘に対しては気をつかっているみたいだもんな。

そこらへんの細かい設定もおもしろいね。


というわけで、「金瓶梅」にチャレンジしたいお友達は、この人物表を活用してみてね!」


アヒコ「そんな人、日本にいったい何人いるのかしら・・・?」


アヒオ「3人ぐらいはいると思うよ! 少なくともボクは小説を読んでいたとき、一人一人の人物紹介だけでなくて、こういう表が欲しいと思ったから、きっとこれが役に立つ人もいると思うよ。


それじゃあ、今日はこのへんで」


二羽「それじゃあみんな、またね〜」


金瓶梅〈上〉 (徳間文庫)
笑笑生 土屋 英明
4198926344

 

<関連過去記事>

0 件のコメント:

コメントを投稿