2012/05/14

なでしこリーグ 浦和レッズレディースVS岡山湯郷Belle


マッチデープログラム。左の写真は土橋優貴選手

5/12(土) 大宮のNACK5スタジアムへ、なでしこリーグの浦和レッズレディースVS岡山湯郷Belleを見に行ってきました。


結果は1−0で浦和レッズレディースの勝利。内容はレッズの圧勝でしたが、湯郷Belleも最後まで食い下がり、緊張感があって良い試合でした。天気もよくて、お客さんは2,000人も入っていました。バックスタンド中央の前列に陣取ったのですが、あいかわらずNACK5は見やすくてよかったです。


ちなみに入場料は当日券、全席自由で1,000円です。



前回見にいった時はホームチームがAC狭山エルフィン、今回は浦和レッズレディースということでチームの経済力の違いで試合の運営にまで差がでるのか、と驚きました。さすがJリーグでも屈指の金持ちクラブのレッズです。


チケットが立派だったり(カラー。狭山の時は二色刷りみたいなやつ)、マッチプログラムがちゃんとついていたり(狭山はそんなものはなかった)、なにより(この試合はテレビ中継があったみたいなので、その影響かもしれませんが)、電光掲示板がちゃんと使われていて、ゴールシーンなんかのリプレイまでちゃんと表示してくれるのには、びっくりでした(狭山の時はスコアボードが手動で、掲示板はありませんでした)。


今回のチケット。チケットぴあで買えるようになったようです。
下のASエルフィン狭山FCがホームゲームだった時のチケットと比べれば、差は歴然。



一応、現在2位と4位の直接対決でしたので、なでしこリーグではレベルが高い2チームのはずだったのですが、実力の差は歴然としていました。トラップ一つとってみても、素人目に全然違う。



NACK5スタジアムのバックスタンドより。
客席からピッチが近いので、iPhoneからでもこのとおり。

湯郷はすごくわかりやすい4−4−2で、ずっとこの体制をくずさず、攻撃時もSBがオーバーラップする場面はほとんどなし。ディフェンスラインがとにかく低いので、前線との距離が間延びしがちで、なかなか攻撃に人数がかけられず苦しんでいました。


それに対して、レッズは基本こそ同じ4−4−2でしたが、攻撃時と守備時のフォーメーションが変幻自在で、今風のサッカーチームでした。個人技だけじゃなくて、チームとしても完成度が雲泥の差。ほとんど終始レッズがおしていました。


あと、選手の体型が2チームで全然違っていておもしろかったです。湯郷の選手はみんな宮間体型というか、ずんぐりむっくりしていて、メキシコやアルゼンチンみたいな感じの選手が多かったのに対して、レッズの選手は全体的に背が高くスマートで、足も長くてしゅっとした感じでした。



個々の選手で言うと、宮間のキックはさすがというか、神がかっていました。他には、湯郷Belleに横山という若い選手がいて、この子は体型からテベスやマラドーナを彷彿とさせるような迫力のあるドリブルを持っていて、今後が楽しみでした。


レッズの方ももちろんいい選手がいっぱいいました。ボンバーヘッドの荒川のキープ力は、さすがベテランといった感じでした。


女子サッカーは、オフサイドが少なく、だいたいどのチームもフェアプレーなのであまり試合が止まることがなくて見ていて楽しいし、スピードが男子に比べるとゆっくりなので、戦術や試合全体が把握しやすく、サッカー観戦に慣れていない人でも、男子の試合よりサッカーのおもしろさがわかりやすい部分もありますので、オススメです。



なでしこの試合を次に観に行くのはたぶん6月のINAC神戸と日テレベレーザの国立での試合になると思います。昔のヴェルディ川崎やドイツのバイエルンミュンヘンみたいに、日本代表チームとほとんど同じメンバーが名前を連ねるINAC神戸がどれぐらいうまいのか、いまから楽しみです。


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