2012/03/25

東京国立博物館 特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」

アヒコ「アヒオ君、今月の20日から東京国立博物館で特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」っていうのをやっているの知ってる?私、これにちょっと興味があるんだけど」


アヒオ「ああ、それならちょうど21日の水曜日に、見てきたところだよ」

アヒコ「ええ!?もう見にいったの?しかも平日じゃない!さすが無職の強みを存分にいかしているわね。で、どうだった?よかった?」

アヒオ「アヒコちゃん、一言余計だよ。もちろん、とてもよかったよ。日本美術といっても、絵や仏像ばかりではなくて、刀剣や着物なんかもあったし、時代も奈良〜江戸までバラエティに富んでいて見ていて退屈しなかったな」

アヒコ「特に印象に残ったものとかある?」

アヒオ「うーん。どれもそれぞれ趣はあったけど、今回ならではということになると、曾我蕭白の絵かな。今までこんな人、名前も知らなかったけれど、どの作品も独特の世界観があってよかったよ。

それから、もし時間があるなら、特別展だけでなくて、企画展や常設展も見ておくことを強くオススメするね。特別展のチケットがあれば観覧は無料だし、東京国立博物館に所蔵されている日本の美術品、工芸品は今回の特別展に勝るとも劣らないほどすばらしいものばかりだから、見て絶対損はしないと思うよ」

アヒコ「アヒオくん、東京国立博物館へ行くたびに、特別展以外もよかったって言ってるわよね」

アヒオ「常設展とはいっても、毎回少しずつ展示品は違うからね。例えば今回、僕が見にいった時は「歴史資料 化粧」というテーマで江戸時代の庶民の化粧や服装、髪型なんかに関する資料が展示されていたんだけど(3月25日で終了)、化粧のしかたが書かれた本や、女性の髪型の一覧表、櫛やかんざしなんかが展示してあって、江戸時代の人の日常生活が垣間見れておもしろかったよ。

他にも初めて生で「和同開珎」や、僕が学生の頃は習わなかった和同開珎より古い日本最初の貨幣「富本銭」なんかも見られてとても満足だったな。

これも3月25日で終わっちゃったんだけど「江戸時代の地図」という展示もあって、伊能忠敬の地図があったんだけど、予想以上に大きくて立派なもので驚いたね。それに海岸線だけじゃなくて、山脈なんかの地形も精緻に書かれていて、色までついているから地図と言うよりもちょっとした絵みたいなんだ」

アヒコ「へええ。それもおもしろそうね。もう終わっちゃったのよね。残念だわ」

アヒオ「でも、狩野長信の「花下遊楽図屏風」はまだあるし、新たに別の展示がはじまっているから、そっちのほうもおもしろいと思うよ。例えば今だと小袖・振袖図―明治四十四年特別展覧会の記録」とかね」

アヒコ「小袖と振袖の絵もおもしろそうね。わかったわ。やっぱりおもしろそうだから、こんどの週末に行ってみるわ」

アヒオ「僕の場合、平日に開館してすぐの時間帯に入ったんだけど、それでも結構混んでいたから、行くならできるだけ早い時間か、逆に閉館間際の時間を狙って行ったほうがいいだろうね。いずれにしてもこういう人気展は終わりになればなるほど混雑がひどくなるから、早めに行ってほうがいいと思うよ」

<キャスト>


アヒオ・・・アヒル系男子。好きなチームはセレッソ大阪。


アヒコ・・・アヒル系女子。好きなスイーツは牛乳プリン。



※このアヒル同士の会話はフィクションであり、登場するアヒルなどの名称は全て架空のアヒルのものです。

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