この夏一番の注目物件といっても過言ではない、東京都現代美術館 「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」へ行ってきました。
この特撮博物館を一言で言えば「ゴジラやウルトラマンなどで使われる特撮(特殊撮影技術)のミニチュアや、その資料が展示してあって、スタジオジブリ最新特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」を見ることができる企画展」といったところでしょうか。
期間は、2012年7月10日(火)~10月8日(月・祝)。
休館日が月曜日(ただし、7月16日、8月13日・20日、9月17日・24日、 10月1日・8日は開館。7月17日、9月18日は休館。)で、開催時間が午前10時〜午後6時 (入場は閉館の30分前まで)となっています。
私は小学生の頃にウルトラマンシリーズを好きでよく見ていましたが、私にとって特撮とはその程度のもので、その後、特に特撮作品にハマることもなく、特撮ファンでもなんでもないのですが、そんな私でも断言できます。
少しでもこの博物館に興味があったり、おもしろそうだと思ったら、絶対行った方がいいです。
都内、関東圏在住者はもちろん、地方の人もこれを見るためだけに上京して、日帰りするだけの価値があると思います。普通に回るだけで4〜5時間退屈せずに楽しめます。じっくり見たらそれこそ半日かかります。
私はわりと美術館や博物館はジャンルを問わずいろいろ見に行く方なのですが、これだけ主催者の思い入れと情熱を感じさせられる企画展というのはちょっと他にないと感じました。
展示品の質と量、サービス精神、どれをとってもすばらしく、いったいこの途方もない展示の準備のためにどれだけの時間とお金とマンパワーをかけたのかと驚くやらあきれるやら感心するやらでした。これで入場料1400円は絶対安い。
そして、見に行く人は、絶対に音声ガイド(500円)を借りてください。
この音声ガイドもすごいです。解説件数70件、解説時間がなんと60分もあります。美術館や博物館で音声ガイドを借りたことがある人なら、この解説件数と時間がどれだけべらぼうかがわかるはずです。こんな充実したコンテンツを500円で聞けるなんて安すぎです。
これを聞けば、特撮にほとんど無知な人でも一日にしてかなりの特撮知識が身につきます(さる特撮オタクの方によれば「これを聞きながら館内を回れば、特撮検定4級くらいなら楽にクリアできる」そうです。そんなものがあれば、ですが)。
繰り返しますが、私は特撮ファンでもマニアでもなんでもありません。そんな人間でもこれだけ感動するものがこの博物館にはありました。ですので、興味さえあれば、それほど詳しくない人でも絶対楽しめると思います。
ましてや特撮ファンの方であれば、(さる特撮オタクの表現を借りれば)嫁どころか脳内嫁を質に入れててでも駆けつけるべきでしょう(とわざわざいわなくても、ファンなら絶対いくでしょうが)。
当然のことながらかなりの混雑が予想されますので、前もってチケットは買っておく、できるだけ混まない日、時間帯(開館直後、閉館間際)を狙う、などの準備はしておいたほうがいいと思います。
長くなったので、展示物に関する感想は次回に。
特撮博物館に関するオススメリンク集
(公式サイト)
東京都現代美術館 「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
(週刊アス+PLUSの紹介記事)
リアル巨神兵が東京を襲撃!?『館長 庵野秀明 特撮博物館』開催決定【追記あり】
庵野監督が館長を務める『特撮博物館』はマジ鼻血モンだった
(特撮博物館に関する、個人のブログ記事など)
館長庵野秀明・特撮博物館に行ってきました 1Fフロア (オタクな一口馬主)
館長庵野秀明・特撮博物館に行ってきました 地下フロア (オタクな一口馬主)
巨神兵は何故東京を破壊するのか:『巨神兵東京に現る』 (冒険野郎マクガイヤー)
特撮博物館 (自転車で痩せぬオタクブログ)
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