2012/09/12

U-20女子ワールドカップ ジャパン 2012 決勝トーナメント観戦

なんといっても、この大会は田中陽子につきるといっても過言ではありませんでした。

9/8に無事閉幕した「U-20女子ワールドカップ ジャパン 2012」、いわゆる「ヤングなでしこ」の決勝トーナメントの雑感です。

結局、国立競技場で行なわれた準々決勝、準決勝、決勝と全て見に行ってしまいました。

ドイツ戦は残念の一言でしたが、それ以外の試合はどれも見所が多く、面白い試合ばかりでとても楽しめました。

観客も試合を重ねるごとに増え続け、視聴率も上々だったようで、なによりでした。

8/30 準々決勝 日本 3-1 韓国 

田中陽子はなんというか、キャプテン翼が実在したらこんな感じなのかなあという感じでしたね。ずっとこの選手だけ見ていても楽しかったです。セレッソがJ2にいたときの香川もこんな感じでした。

でも、この子、近くでみてもなんか華奢だから上のカテゴリーへいってもちゃんと通用するのかどうかちょっと心配です(そういえば、香川がJ1に上がった当初も、ドイツに行った当初もおんなじ心配したけど、いまやマンUの中心選手だ)。

通用したらそれこそ澤や宮間以上になっても不思議じゃないので今後に期待したいです。

9/4 準決勝 日本 0-3 ドイツ 

あまりにもひどいやられっぷりだったので、家に帰って録画をチェックしてもう一度失点シーンを見なおしてみたんですが、3失点とも、ドイツの攻撃がすごかったというよりも、守備がまずすぎでしたね。普通の守備をしていたら余裕で防げたはず。

実力的には明らかにドイツが上だったので、負けたのは仕方ないですが、格上相手ならそれなりにもうちょっと戦いようがあったと思います。試合開始前の客席の異様な盛り上がりに冷水を浴びせられたような、なんとも残念な試合でした。

9/8 3位決定戦 日本 2-1 ナイジェリア

開催国として見に来てくれたお客さんのためにもぜひ勝って終わりたかったこの一戦、戦前は正直楽勝かとおもっていたのですが、ナイジェリアも意外にしぶとく、最後までハラハラしながら見ることができた好ゲームでした。

田中陽子の先制点は、この大会通じて印象的なゴールを決め続けてきた田中の総決算のような素晴らしいゴールでした。


3位 おめでとう

負けても陽気なナイジェリアサポーターは、
帰りも踊りながら会場を練り歩いていました。

3位決定戦と決勝戦の間にクロージングセレモニーが行なわれ、澤や宮間、そしてちゃっかり丸山など、なでしこの面々や佐々木則夫監督が登場してあいさつしていました。

そして大会のテーマソングを歌っている乃木坂46が会場に現れ、テーマソングを歌って踊ってくれました。その時の会場全体のなんともいえない空気感は筆舌に尽くし難いものがありました。


私はメインスタンドで観戦していたので気づきませんでしたが、その時、バックスタンドで踊っているファンもいた模様です。メンタル強すぎです。

9/8 決勝 アメリカ 1-0 ドイツ

戦前の予想はドイツの圧勝だったのですが、意外や意外、アメリカも強くて、超ハイレベルの息づまる熱戦になりました。特に前半の緊張感はすごかったです。そしてアメリカが前半終了間際にまさかの先制点。これで試合はさらにおもしろくなりそうだと思ったのですが。

後半になってドイツの勢いが落ちてしまい、時間が立つにつれてアメリカのペースで試合が進むようになり、ドイツの反撃も実らず、そのまま試合終了。

そうはいっても、どちらも90分間死力を尽くした決勝にふさわしい面白い試合になりました。

テレビでよく見る表彰式の紙吹雪噴火です。
U-20の大会でもやってくれるとは思いませんでした。
花火もあがりました。

決勝戦を見て、残念ながら日本の3位というのは極めて妥当な順位だと思いましたが、今回活躍したU-20の選手たちが将来、一人でも多く、フル代表で活躍する日を楽しみにしたいと思います。

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