三国志 きらめく群像 (ちくま文庫)
高島 俊男目次
正史『三国志』の話
1 混沌のはじまり
2 曹操をめぐる勇士傑物
3 北方の勇者たち
4 献帝とその周辺
5 荊州の人々
6 西方の暴れ者
7 孫権の家臣
8 劉備の配下
9 益州・漢中の人たち
10 女たち
11 四大スター
」
中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)
高島 俊男
「中国の大盗賊」もそうだったけれど、この人の文章はとにかく軽妙でおもしろいし、とっても読みやすいんだ」
だから、文章はすごく読みやすくて気軽に読み通せるんだけれど、内容は演義や正史、その他文献資料を駆使して、実際はどうだったのか検証を重ねる、結構本格的な読み物なんだ。
ものが三国志だけに、似たようなコンセプトの本というのは、類書はわりとあるんだけれど、この本が取り扱う人物は、曹操や諸葛亮などのメインキャラだけではなくて、涼州や荊州の群雄や、宮廷の人達など、どちらかと言うと、物語なんかではサブキャラ扱いで、なかなか紹介されることのない人物も多いので、演義でも漫画でもいいけれど、何らかの形で三国志に触れたことがあって、もっと後漢末の時代を知りたい人には、なかなかいい本だと思うよ
特に一番最初の章の「正史『三国志』の話」の部分を読めば、中国の歴史書というのがどのようなもので、三国志がどういう風に成立して、どのように発展してきたのかがコンパクトに、かつ専門的にまとまっているので、この章を読んだだけで、充分この本を読んだ元がとれるぐらい勉強になるよ」
でも私、三国志とか、漫画も含めて全く読んだことないのよね〜」
さすがにそれだとこの本の良さをこれ以上アピールするのは難しそうだから、ガチョオ君にも紹介しようかな・・・」
まあ、この人の本は、専門知識のない人にもわかりやすくて、しかも内容のレベルは決して低くないっていういい本だから、それだけわかってくれたら、また興味が出た時に読んでくれたらいいよ。
じゃあ、今日はこのぐらいで」
<キャスト>
白鳥(しらとり)先生・・・スワン系アラサー女子。カモ文化学園の教師。独身。学園のマドンナ的存在で、密かに思いを寄せる男子生徒多数。好きな話題はシモネタ。好きな牛丼系チェーン店は松屋。
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