ワールドカップまで一週間をきって、各国の代表メンバーやけが人もだいたい確定しました。
ですので、ぼちぼちワールドカップについて思うところを、あれこれ書いてみようと思います。
私もあまり専門的なことはわからないので、サッカー、特に海外サッカーに詳しくないけれどワールドカップに向けてちょっと予備知識を得ておきたい、というぐらいの人向けでいきます。
まずはグループリーグの展望から。
今回の大会は、専門家、評論家など誰の予想も似たような感じになっていて、そういう意味ではあまり波乱のないつまらない大会になりそうな予感がなきにしもあらずです。
各グループ2位までが決勝トーナメントに進めます。念のため。
■A組
ブラジル(20大会連続20回目)
クロアチア(2大会ぶり4回目)
メキシコ(6大会連続15回目)
カメルーン(2大会連続7回目)
ここは1位ブラジル、2位メキシコで問題ないでしょう。
今回のブラジルはまあ、強すぎてつまらないぐらいのレベルです。毎度強いのですが、今回は特に、監督が日韓ワールドカップで優勝、ドイツワールドカップでポルトガルを率いて4位と文句なしの実績のある人ですし、歴代代表の中でも守備陣が特に良いと言われているのでつけいるスキがありません。
よくわからなければとりあえず「ネイマール」を見ておけば、それだけで楽しめると思います。スーパープレイヤーぞろいのブラジルの中で「ブラジルの至宝」とまで言われている選手です。
メキシコは2年前のロンドンオリンピック(23歳以下)の準決勝で日本を破り、決勝でブラジルを破って優勝した国ですので、若手の台頭もありますし、開催地がブラジルということで地の利にも恵まれています。
クロアチアは強いんですが、ヨーロッパ勢は暑さに弱いのでだいたい実力の2割減ぐらいで考えると、ブラジル、メキシコ相手には厳しいのではないかと。
カメルーンは暑さには強いかもしれませんが、戦力自体、昔の強さの面影もありませんので、1勝できるかどうかといった感じではないでしょうか。
■B組
スペイン(10大会連続14回目)
オランダ(3大会連続10回目)
チリ(2大会連続9回目)
オーストラリア(3大会連続4回目)
スペイン1位、2位はオランダかチリかで迷って、チリ。
スペインはメンバーや監督だけを見るとブラジルにひけをとりません。ただ南米の気候でどこまで力を発揮できるか、というあたりがあるのですが、グループリーグレベルでは余裕でしょう。
オランダは昔は攻撃的でなおかつ組織がしっかりしていて、ブラジルに真っ向勝負を挑んでいい勝負ができる数少ない国ということで、ワールドカップのたびに応援していた一番好きな国だったのですが、最近はサッカー界の流行でどこも攻撃重視、選手が複数のポジションをできるのも当たり前になってきていますし、その中で今のオランダは少し個の力頼みっぽくなってしまったので、昔ほど好きではなくなってしまいました。
ファン・ペルシがケガで出場が微妙になってしまいましたし、出てくる名前が相変わらずロッベン、スナイデルといったあたりですので、強いことは強いのでしょうが、このグループを勝ち抜くのは厳しそうです。
逆にチリは前回大会でもベスト16、最近の親善試合でもイングランドに勝ったりスペインに引き分けたりと、地味ですが今、ノッている国です。
しかも南米開催ですので、オランダに勝つことも充分ありそうです。
オーストラリアは完全に世代交代に失敗して、停滞期ですので、論外でしょう。
続きます。
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