2014/06/14

ブラジルワールドカップ あれこれ 日本代表編

空飛ぶオランダ人 ファン・ペルシ

いよいよワールドカップが始まりました。

なんか初っ端から審判の判定ばかりがクローズアップされる試合が多くて、日韓ワールドカップの悪夢再び、といういやな幕開けなのですが、今後はこういうことがないようにして欲しいところです。

ブラジル対クロアチアの西村主審の判定に関して言うと、どちらとも言えるので誤審扱いは気の毒ではあるのですが、それでもPKをとったのが不適切だったのはその後の騒動からも明らかでしょう。

ルール上はファウルかもしれませんが、あのぐらいの接触でPKをとられたら、エリア内でディフェンダーは守備なんてできないとも思います。

どちらとも言えるのであれば流せばよかった。アレのせいで試合が決定的に壊れてつまらなくなってしまいました。ゲームが楽しめるようにするためのジャッジなのに、試合を壊して、試合後にジャッジの正誤ばかりが印象に残ってしまうようでは、本末転倒。

とはいえ、そもそも人間が判定する以上、こういうことが起こるのが避けられないのは始める前からわかりきっているし、特にサッカーのようなロースコアなスポーツはPKの有無で簡単に試合が決まってしまうのですから、いいかげんPKやレッドカードの判定ぐらいは相手から異議があったら時計を止めてVTRを使うぐらいのことはして欲しいと思います。審判をどうこう言うより、システムの不備がもっと批判されるべきだと思います。

さて、いよいよ明日は日本対コートジボワール戦。

いまさらですが、日本代表について思うところをあれこれ。



▽GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
西川周作(浦和)
権田修一(F東京)

まあ、川島ですかね。西川のほうが良いのではないかと思っていましたが、ザンビア戦を見る限り、ずっとやってきた川島に代えるほどではないかと思い直しました。

▽DF
今野泰幸(G大阪)
伊野波雅彦(磐田)
長友佑都(インテル)
森重真人(F東京)
内田篤人(シャルケ)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(ハノーファー)
酒井高徳(シュツットガルト)

日本の超攻撃的な戦術上、どうしても守備が弱くなってしまうのは仕方のないところなので、あまり失点をディフェンダーのせいにばかりするのは気の毒なのですが、それでもやっぱりひどい失点場面が多すぎると思うので、本番ぐらいは、無失点の試合を一つぐらいはして欲しいものです。

直前で森重が台頭してくれたのは本当にラッキーでした。ザンビア戦のようなプレイを期待しています。

後はなんといっても長友。本人曰くこのワールドカップで「本物の長友」を見せてくれるみたいなので、楽しみです。この四年間、両手両足に10KGのおもりをつけてプレイしていたのをついに外す時が来た、みたいな感じでしょうか。

▽MF
遠藤保仁(G大阪)
長谷部誠(ニュルンベルク)
青山敏弘(広島)
山口蛍(C大阪)

ボランチは、ここ一年ほどの間に山口、青山という選手が出てきたので、結構安心です。一年前まで長谷部か遠藤のどちらかがいなくなったら戦力がガタ落ちしそうで怖かったのですが、最悪長谷部がケガでまにあわなかったとしてもなんとかなりそうです。

▽FW
大久保嘉人(川崎F)
岡崎慎司(マインツ)
本田圭佑(ミラン)
香川真司(マンチェスター・U)
清武弘嗣(ニュルンベルク)
柿谷曜一朗(C大阪)
齋藤学(横浜FM)
大迫勇也(1860ミュンヘン)

なぜか本田もFW登録。なんだかんだ言っても今の日本代表はこの人と心中するしかないので、本戦での復活を祈っています。

今さら言っても仕方ないのですが、今ひとつ活躍する場面が想像しにくい清武や斎藤を入れるのなら、本田に万一の事があった時のためにメンバーに中村憲剛を入れておけばよかったのに、とは思いました。

二人には是非本番で活躍して、そのような考えを払拭して欲しいと思います。

岡崎がここまで頼もしい選手になってくれるなんて4年前は夢にも思いませんでした。他国から見るとマークするべきなのは本田と香川なのかもしれませんが、実は日本で本当に怖い存在は岡崎と遠藤だと思います。

大久保も同様に4年前はこんなに期待される存在になるとは思ってもいませんでした。いまだにセレッソ時代のしょっちゅうカードもらって退場ばかりしているイメージが強い選手です。もっと早く覚醒してくれていれば、昔セレッソも2部に落ちずに済んでいたかもしれないのに・・・。

そして柿谷と香川がとうとうワールドカップで共に戦うというセレッソファンには夢の共演が実現間近です。柿谷はとかくJリーグでの不調がどうこう言われていますが、リーグの試合を見ていればわかるようにチーム状態と使われ方が悪かっただけで、本人のプレイが悪かったわけではありませんでしたので、ワールドカップではやってくれるはずです。香川は調子が良さそうなのでこちらも期待大。

そしてザッケローニ監督。世の中にもっとすごい監督はいるのでしょうが、現実問題として、日本が呼ぶことができた監督の中ではベストチョイスだったのではないか、と思えるぐらいよくやってくれていると思います。

先に言っておきますが、勝負は時の運ですので、仮に三連敗したとしてもザッケローニを選んだのは間違いではなかったと思っています。そのぐらい自分は評価しています。

でも、グループリーグ突破はもちろん、決勝トーナメントでイタリアとあたって、イタリアを倒す、ぐらいのところまではやってくれるんじゃないかと期待しています。

以上。コートジボワール戦は、正座して見ます。

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