「”攻撃有利の時代””到来」(帯より)
アヒオ「みんなこんにちは!
今日は前回、さわりだけ紹介したみんな大好き落合信彦「ケンカ国家論」の続き、いよいよ内容についてだよ!
ノビーザ・グレート オレたちのノビーが帰ってきた!!! 落合信彦「ケンカ国家論」 その1」
アヒコ「え?」
ガチョオ「ちょっと待て、アヒオ。それ、一年以上前の記事やがな。
まさか続ける気があったとは思わんかったな・・・。
落合信彦って、その時の国際情勢に関する内容がほとんどやのに、一年以上前に出た本を今さら紹介する意味あるんか?」
アヒオ「続ける気満々だよ!
ちょっと後回しにしすぎてしまって、忘れてただけだよ。
大丈夫。落合信彦の本は、どれ読んでも中身はそんなに変わらないから!
一年ぐらいでは腐ったりしないよ!」
ガチョオ「・・・」
アヒコ「・・・」
アヒオ「本書でも相変わらず、第三次中東戦争(6日間戦争)や、ロバート・ケネディの選挙スタッフをした話、渡米してすぐの頃、黒人のトラック運転手に乗せてもらって、「bread」が「パン」ではなく、黒人のスラングで「お金」の意味だと知るエピソードなどなどを披露してくれるんだけど、もうこれいったい何度読んだかわからないよ」
ガチョオ「うーん相変わらずの安定感というか、使い回しすぎというか。で、今回の題名の「ケンカ国家論」っていうのはどういう意味なんや?」
アヒオ「よし、それじゃあボクも男らしく、ズバリ引用しちゃおう。
私はアメリカの大学に留学していた時代、数え切れないほど殴り合いの「ケンカ」をした。アメフトやボクシング、レスリングをやっている図体のでかい連中を空手で倒すのはとても爽快だったが、それ以上に気持ち良かったことは、殴り合いをした後に彼らと友人になれたことだった。力を尽くした「ケンカ」を経て、相手との信頼関係が生まれる。最初からヘラヘラ笑いながら握手を求めても本当の友人関係は作れない。国家と国家の関係も全く同じである。
ここだね。これで本書の内容の70%はOKだ」
ガチョオ「なるほど。確かにこれでわかったわ。いつものノビー節やな。なにげに自分の強さを自慢するあたり、さすがノビーやな!久しぶりに聞いて懐かしいわ」
アヒコ「とにかく「オレは強い」ってわけね。
彼がマッチョ志向だっていうのはわかったわ」
アヒオ「そうなんだ。
本当はこれらのハッタリに加えて、20年以上前なら日本人が普通にテレビや新聞を見ているだけではなかなかわからない国際情勢ネタが程よくブレンドされていて、勉強になるのが落合信彦の魅力だったんだけれど、さすがの御大ももう年だからなのか、本書ではそこら辺の情報が薄くて、しかも古い。
だから尖閣問題やオバマ批判、アラブの春、北朝鮮など比較的新しい話題についても、彼の絶頂期の得意ネタであるケネディ、サッチャー、旧ソ連、中東情勢、イスラエルといった話を絡めて解説しているだけなので、昔からのファンには懐かしくても、それ以上の価値はもうないね。
これにはファンとして一抹の寂しさは感じたな」
ガチョオ「時代の流れは残酷やな・・・。今はインターネットがあったら、だれでも無料で海外の元情報にアクセスできるもんな・・・」
アヒオ「でもある意味、この人は昔からまったくブレてないよね。
そして彼が昔からずっと言っていた「リスクを取るのを恐れるな」とか、「英語を身に付けろ」、あるいは「海外に目を向けろ」っていうのは、今読んでも古びていないどころか、むしろ現代の日本社会で彼の主張は、当時より説得力を増しているから、落合信彦を一度も読んだことがない人は、この本で触れてみても、決して無駄ではないと思うよ」
ガチョオ「そうやな。読者を煽って熱くするこのテキ屋的な名調子の文章は、読んでみないとわからんし、若者たるもの、一度はノビーの熱にあてられて欲しいもんやで」
アヒコ「二人とも、落合信彦、大好きだもんね」
ガチョオ「ノビーは男のロマンなんや!アサヒスーパードライや!」
アヒオ「これを読んで、今日から君も勝ち組だ!」
三羽「それじゃあみんな、またね〜」
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