2012/04/22

中国語ジャーナル 2012年 春号


アヒオ「うーん。季刊になってしまったんだな

アヒコ「何の話?」

アヒオ「久しぶりに読もうと思って買ってみたら、中国語ジャーナルが、今まで月刊だったのが、今年の3月号から年4回の季刊になっていたんだ」

アヒコ「あら、やっぱりあんまり売れてなかったのかしらね」


アヒオ「確かに、もともと英語と比べると需要は圧倒的に少ないだろうし、個人で毎月買うのはボリューム的にも経済的にもちょっと大変な部分があったから、個人的には年四回の方が買いやすくなったかな、と思わないでもないけれど、本当に人気があったら発行回数が減るはずがないから、この変更は少し残念だな。

それはともかく、今号から季刊としてリニューアルしたことだし、以前のこのサイトの「「中国語ジャーナル」と「聴く中国語」っていう記事が、長期間にわたってアクセス数を積み重ねていて地味に人気で、この分野に地味な需要があるみたいなんで、今日は中国語ジャーナルの2012年春号を紹介してみるね」

目次


「中国嫁☆中国語」

アヒコ「あら?「中国嫁日記」がここでも連載されているのね」

アヒオ「そう。月さんが中国語をジンさんに教えるという体裁で、中国語ジャーナルらしいマンガになっているよ。こういう旬なネタをとりいれているあたり、さすがだね」



「中国語学習Q&A」

アヒコ「これはいかにも語学雑誌らしい文法のQ&Aのコーナーね」

アヒオ「この雑誌を買う人は、レベルの違いこそあれ中国語学習者であることに間違いはないだろうし、だいたい日本人が文法でひっかかる部分なんてそんなに違わないから、こういうコーナーは必須だね」


左「おだそらの読む中国異文化消化酵素」 右「新語・流行語で知る中国社会」

アヒコ「中国語や中国に関するエッセイね」

アヒオ「小田空さんは、中国に関するマンガやエッセイをよく書いている漫画家さんだよ。

他にも中国語といえば絶対名前が出てくる相原茂さんのエッセイもあるし、この雑誌は、中国に関する読み物として楽しめる日本語のコラムの充実っぷりが、なかなかのものなんだ。ここらへんが「聴く中国語」との最大の違いかな」


「今月のニュース」

アヒコ「これは、学習用のページね」

アヒオ「そうだね。これは中国語のニュースだ。もちろん、CD付きだよ。ニュースが6本、そのうち2本は遅い音声と速い音声と2バージョン入っていて、全てピンイン付きなんだ」


インタビュー [俳優]アレックス・ルー

アヒコ「俳優のインタビューもあるのね」

アヒオ「エンタメ系の人のインタビューは定番だね。この他にもドラマのワンシーンのような柔らかいものから、中国人作家のエッセイ、大学教授のインタビューのような固めの内容までいろいろあるのは嬉しいね」


アヒコ「なるほどね。他に面白かった記事とかはある?」

アヒオ「そうだな。今号の特集に「召しませ!中国語2012ー中国語へのいざない」っていう初学者に向けて中国語がどんな言葉なのかを紹介する、春らしい企画があるんだけれど、その中で、大阪弁が中国語の声調と似た現象があるっていうのは言われてみれば確かにそうだと思ったな」


アヒコ「どんなふうに?」

アヒオ「大阪弁が分かる人は大阪アクセントでこれらの単語を発音してみればいいんだけれど、

第一声 高く平らかに (例) 詩、蚊(シー、カー)
第二声 尻上がりに (例)火、輪 (ヒー)
第三声 助詞が付くと低く、しばしば短く (例)火が、輪が (ヒーが、ワーが)
第四声 上から急降下 (例) 歯、毛(ハー、ケー)



確かにそんな感じなんだよ。大阪弁って結構音の高低差が激しいから似ているのかもしれないね。どの程度役に立つかはともかく、これはなかなか発見だったな」


アヒコ「ふうん。で、これ、おいくらぐらいなの?」



アヒオ「お値段税込で1.680円。季刊化で分厚くなったこともあって少し高いけれど、まあマイナー語学雑誌だからこのぐらいするのは仕方ないかなって感じだね。興味があったら一度本屋さんにいって探してみるといいと思うよ。ちょっと大きめの本屋さんじゃないと置いていないと思うから注意してね」

<キャスト>


アヒオ・・・アヒル系男子。好きなチームはセレッソ大阪。


アヒコ・・・アヒル系女子。好きなスイーツは牛乳プリン。

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