中川 右介「角川映画 1976‐1986 日本を変えた10年」 角川マガジンズ
kindleでセールの際に購入。
ちょっとおもしろそうだな、ぐらいの気持ちで買ったのですが、期待をはるかに超えてめちゃくちゃおもしろかったです。
角川映画には、ミステリを原作にしたものも数多く、横溝正史、森村誠一、赤川次郎などのミステリ作家との関係は切っても切れないものがあるので、映画ファン、角川映画ファンのみならず、ミステリファンにもオススメです。
また、当時をリアルタイムで知らない自分にとっては、どんな作家、俳優が、どんなふうに出てきて世間に受け入れられたのかといったところの空気感など、非常に興味深かったです。
そして、この本の主役である角川春樹という人物のすごさ。人物伝としてのおもしろさ。
一粒で二度も三度もおいしい一冊で、これのおかげで今後、見たい映画、読みたい本がたくさん増えてしまいました。
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